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2012/05/31

cotoletta di vitello

cotoletta di vitello by Casa dell'Albero
cotoletta di vitello, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
エクストラバージンオリーブオイルで揚げると、サクサクと美味しく仕上がります。美味しくて安くはないエクストラバージンオリーブオイルをたくさん使う揚げ物になんてもったいない…というお声をよく聞きますが、いくつかご提案を。

まず開封してから時間がたったオイルを使う。時間が経過するにつれて、その風味は徐々に失われていきます。生食で使うにはフレッシュさが足りなくなってきたかなーと思ったら、揚げ物に使うのがお勧めです。風味がとんできたほうが揚げ物に向いているということもありますし。

エクストラバージンオリーブオイルは、毎年晩秋から冬にかけて新オイルが搾油され、日本にも輸入されます。新オイルをなるべく早く楽しみたい、でも手元にはまだ古いオイルがある…。こんな場合も新オイルは生食用に、古いオイルは揚げ物や炒め物にすると効率よく美味しい時期に美味しいオイルを味わえます。また当店も行いますが、新オイルが入荷する前に前年の在庫オイルをセールで販売することがあります。お買い得時に買っておいて揚げ物などに利用すると、思い切ってエクストラバージンオリーブオイルで揚げ物をすることができます。

そして、揚げ物は揚げ焼きの要領で。フライパンに食材が半分くらい浸るくらいで上下をひっくり返して揚げ焼きにすれば、オイルを無駄にせずにすみます。また使用したオイルは濾過して数回再利用することができます。

そんな揚げ焼きにぴったりなのがこちらの料理。仔牛のコトレッタ(カツレツ)です。衣にパルミジャーノ・レッジャーノが入っているのが特徴の薄くて軽いカツ。仔牛肉はなかなか手に入らないので、豚肉で作るのもお勧めです。その場合は脂身の少ない部位を使い、肉たたきなどでたたいて、薄くします。

レモンを搾っただけで十分美味しいですが、私はトマトとバジリコをエクストラバージンオリーブオイルと塩で和えたものをソース代わりに添えます。トマトのジュースがじゅわっと広がり、バジリコの爽やかな香りでさらに美味しくいただけます。

使うオイルはデリケートでマイルドなものがお勧め。私はいつも揚げ物にはGiachiのドルチオリオを使っています。本当にカリッと軽く揚がりますので、ぜひ一度お試しください。

2012/05/29

linguine al pure' di fave con fasolari

まだまだ出回っているそら豆と、ぷくぷくに太った蛤を使ってパスタ。

1. そら豆を茹でて薄皮をむいて裏ごしし、エクストラバージンオリーブオイルと塩少々を加えてピュレ状にしておきます。

2. フライパンにエクストラバージンオリーブオイルと潰したニンニクを入れて火にかけ、ニンニクが色づいたら取り出し、蛤と白ワインを入れて蓋をして蛤の口が開いたら取り出します。フライパンに残ったワイン蒸しの残りを少し冷まして(1)のピュレに加えます。

3. リングイネを茹でて、蛤のワイン蒸しの残り汁を加えたそら豆のピュレと和えます。お皿に盛って蛤をのせたら出来上がり。

そら豆を裏ごしした淡い黄緑色の通り、とてもやさしい味の一皿です。蛤との相性も素晴らしい。ぜひお試しください。

使ったオリーブオイルはBENZAのクリュ・トゥレDOP。やさしい料理にぴったりのデリケートなオイルです。

2012/05/28

そして…

kuro by Casa dell'Albero
kuro, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
奇跡的に撮れた1枚。

くろ

kuro by Casa dell'Albero
kuro, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
実家にいる黒猫。
帰省したときにしか会えないので、いろいろコミュニケーションをとってみたり、写真を撮ろうとしてみたりするのですが、野良の期間が長かったのと、うちの子になったのが私が家を出てからなので、なかなかうまくいきません。

カメラを向けるとこの始末。
名前を呼ぶと耳だけはこちらを向くんですけどねー。

2012/05/25

乾燥なつめとよもぎ茶

ソウルネタはこれが最後です。

今回ほとんどの食べもののお買い物をしたといっても過言ではない、新世界百貨店で買った乾燥なつめ。ドライフルーツというよりは、チップス状になっていてカリカリです。韓国のかき氷、パッピンスの上にものっていたりする、韓国ではとてもメジャーな食べものだと思うのですが、なかなか日本では見かけないんですよね。とっても美味しいお茶請けなのになー。

そして今回大人買いしてきた、よもぎ茶。こちらも韓国ではメジャーなお茶ですが、私は断然仁寺洞にある、阿園工房で取り扱っているよもぎ茶がお勧め。阿園工房は金属素材を使ったインテリア雑貨がメインのお店なのですが、お店があまり混んでいないときなどに出してくださるよもぎ茶を販売もしています。よもぎの香りがふわんとするやさしいお茶は、気持ちがほっこりします。相方もこのお茶の大ファン。乾燥なつめと一緒にいただけば至福のときです。

阿園工房の金属雑貨は本当に素敵で、アイアンや真鍮好きにはたまらない。少しお値段が張るものもありますが、以前行ったときにひとつキャンドルホルダーを買いました。その細いラインが本当にきれいで、とても気に入っています。

2012/05/24

韓国伝統菓子

油菓と同じお店で買った、伝統菓子のいろいろ。どれも素朴な味がします。

韓国の伝統菓子は材料にお米やごま、なつめ、ナッツなどを使ったものが多いので、体にもよさそうです。そしてなにより美味しい。

2012/05/23

油菓

油菓 by Casa dell'Albero
油菓, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
ソウルに行ったら買ってきたいもののひとつ、油菓(ユグァ)。私は特に新世界百貨店本店の食品売り場にある、キム・キュフンさんが手掛ける伝統菓子のお店の油菓が大好きなんです。中が空洞でふかふかした素朴なお菓子。味もさることながら、この見た目がかわいくて好きなんですよね。フォトジェニックだ…。

2012/05/22

小盤(ソバン)

小盤 by Casa dell'Albero
小盤, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
ソウルに行ったら毎回立ち寄るお店があります。地下鉄安国駅構内にある、パンキムという木工品を揃えるお店。その中でも韓国伝統の小さなお膳、小盤(ソバン)は本当に素晴らしい。アンティークショップでよく見かける小盤ですが、こちらのお店で扱うのは若い木工作家のヤン・ビョンヨンさんが手がけたもの。その生き生きしているのに洗練された小盤の数々は見ているだけでため息ものです。

毎回見ているだけだったのですが、今回思い切ってひとつ購入しました。母とよく相談して選んだのがこちら。私が買いましたが、今の私の生活空間にはまだ合わないなー、と思ったのでしばらく母に貸し出して使ってもらうことに(本当はプレゼントにしようと思っていたのですが、母がしばらく借りるだけならO.K.と了承してくれました)。

小盤は地方によって特徴があり、形やデザインもさまざま。でも私は、こちらの形がとても好きだったので大きさもちょうどいいのが見つかって本当にうれしかった。銀杏の木で作られた持ち運びも楽にできる軽さ。元々の木に小さな虫食いがあったようで、その穴がそのまま残っています。それでほんの少し安かったように思います。

夜更けにテレビでも観ながら、これに好きなお茶をのせてくつろいでくれているかと想像するだけで幸せな気持ちになります。

2012/05/21

ソウルに行ってきました

gimbab by Casa dell'Albero
gimbab, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
先週は1週間お休みをいただき、申し訳ございませんでした。本日より通常通り営業いたします。

このお休みを利用して、韓国ソウルへ行って参りました。私はこの1年半の間に3回目ですが、今回は母と一緒。母が今年70歳になりましたので、そのお祝いを兼ねて久しぶりの母娘二人旅です。

母と初めて海外旅行に行ったのは、今から17年前。行き先はインドでした。海外旅行が初めてだった母に、「一番最初に行ってみたい国はどこ?」と聞いたところ「インド」という答えが返ってきたので、ツアーで行ったインド。その後も2年に一回くらいの割合でネパール、ヴェトナム、香港…と母の行ってみたい国に二人で出かけました。私が結婚をしてこちらに住み始めてからはなかなか一緒に旅行する機会がなく、ほぼ10年ぶりの二人っきりでの海外旅行。見たいところ、興味のあるところが同じの母は、旅行のパートナーとしては最高。70歳とは思えない健脚で歩き回り、地下鉄にも乗りまくり、2泊3日を元気に楽しんでくれました。帰国翌日に私は神戸から横浜へ移動したのですが、神戸空港まで見送りついで…と言いながら早めに家を出て、三宮・元町界隈をまたまた歩いて食べて買い物をして満喫し、神戸空港まで送ってくれたあとは、「今から映画観て帰るねんー」と言いながら手を振って別れた母。我が母ながら、恐るべしスーパー70歳です。今回新たに作った母のパスポートが切れないうちにまた二人でどこかに出かけたいな、と思っています。

写真はソウルの広蔵市場で食べたキンパッ。指の太さくらいの細いキンパッを爪楊枝でさして、芥子醤油でいただきます。具はニンジンとたくあんだけなのに、ぱくぱくと手が止まらない美味しさ。毎回外せないもののひとつです。
今回の旅行では母が宮廷料理も食べてみたいと言ったので、こんなのこんなのこんな感じのものもいただきましたが、私的には大好きなお店、ソルネハノクチプでいただく、これこれは必食。母も宮廷料理より断然気に入ったようです。

2012/05/11

insalata di carote all'arancia

5月14日(月)から20日(日)までお休みをいただきます。ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いいたします。

Giachiのスノッチョラートは驚くほど果物によく合います。これからの季節だったらもうすぐ出てくる白桃との相性なんて素敵すぎ。

今回はニンジンにオレンジの皮と果汁を加えたサラダに使ってみました。千切りより少し太めの細切りにしてさっと茹でたニンジンにすり下ろしたオレンジの皮、オレンジの果汁、スノッチョラート、塩、松の実を加えてざっと和えます。見た目はナムルみたいだけど、爽やかなオレンジとオリーブオイルの風味です。爽やかなあなたにぜひ。

2012/05/10

spaghettini con cavolo primavera

TOPページにてご案内しておりますように、5月14日(月)から20日(日)までお休みをいただきます。この間にいただきましたご注文商品の発送ならびにお問い合わせへの返答は、21日(月)以降となります。よろしくお願いいたします。

春キャベツもこの時期食べておきたい食材です。巻きがゆるいふわっとした軽いキャベツ。ざくざくと切って、パスタとともに時間差で茹で、エクストラバージンオリーブオイルにニンニク、アンチョビ、鷹の爪を加えて加熱したところに茹で上がったパスタと一緒に入れて和えます。キャベツの甘み、アンチョビの塩気と旨味、ピリッとした唐辛子が一体となってシンプルなのにそれはそれは美味しいパスタ。

オリーブオイルは力強いタイプがお勧め。私はいつもGiachiのプリモリオを使います。グリーンの香りとスパイシーさがこの一皿にはかかせません。

2012/05/09

spaghetti con germoglio di bambù e bottarga

本来はカルチョーフォ(アーティチョーク)とからすみで作られるこの料理。日本ではカルチョーフォはなかなか手に入らないし、入ったとしてもとてもお高い。ということで、今が旬の竹の子を使って作ってみました。相方曰く「カルチョーフォで作るより、絶対こっちのほうが美味しかったって!」とのこと。ありがたやありがたや。

オリーブオイルはBENZAのクリュ・トゥレを使いました。BENZAのオイルはどれも竹の子や山菜にとてもよく合うんですよね。竹の子がいっぱいあったので、鰆のグリルの付け合わせに竹の子をクリュ・トゥレでソテーして、塩だけをふったものを添えたのですが、それも絶品でした。竹の子づくしの夕べ、大満足で終了ー。

2012/05/08

french toast

french toast by Casa dell'Albero
french toast, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
フレンチトーストをエクストラバージンオリーブオイルで焼くと、仕上がりが軽くなって私は好きです。使うオイルはデリケートでマイルドなものがお勧め。でもオリーブの香りはふんわりするほうが断然美味しい。…ということで、お勧めはBENZAのクリュ・トゥレです。タジャスカのやわらかさに、早摘みのグリーンの香りとナッティな風味がとてもよく合います。

2012/05/07

調整中

連休が終わりましたね。今日は朝からなんだか気だるい。みなさんもそんな感じでしょうか。

休み中は美味しいものをたくさん食べ過ぎたので(そしてもれなく飲み過ぎたので)、今日から調整調整。朝はミスカルと牛乳、メイプルシロップを混ぜて。豆乳に混ぜたり、ヨーグルトに混ぜても美味しいミスカル。私はこちらのものを愛用しています。

2012/05/01

rigatoni alla carbonara con piselli

5月になっちゃいましたね。
連休真っ只中の方も多いのではないでしょうか。私は昨日・一昨日と歩き過ぎて筋肉痛…。また肝臓が悪いだの、頭が悪いだの言われにマッサージしてくるかなー。

日本ではスパゲッティで作られることが多いカルボナーラですが、イタリアではショートパスタのリガトーニが使われることも多いようです。確かに濃厚なソースはショートパスタのほうがよく合うように思います。グリーンピースを入れると味もさることながら、色合いもきれいで嬉しい。カルボナーラの作り方はこちら