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2012/07/31

じゅんさいとすだちのそば

あまりにも暑いので、見た目も涼しいものが食べたくて作りました。すだちそばは私にとって夏の定番そばですが、そこにじゅんさいも加えてさらに涼しげに。酢の物で食べたりするじゅんさいですから、すだちの爽やかな酸味と香りにとてもよく合います。じゅんさいは出来れば生のものを。ぬめりが落ちてしまわないように、ざるに入れて熱湯で数秒茹で、ざるを引き上げたら冷水につけてやさしく冷やします。つるんとした食感としゃきしゃきの歯ごたえがとっても美味しい。夏の定番のひとつに加わりました。

2012/07/30

水餃子

boiled dumplings by Casa dell'Albero
boiled dumplings, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
毎日毎日暑いですねぇ…。
そんな中始まりましたね、オリンピック。ついこの間EUROが終わったところだというのに、またライブで観なきゃいけないスポーツの祭典。寝不足がとまりません…。

相方が私の作る餃子が好きなので、2ヶ月に一回くらい作ります。毎回焼き餃子なのですが、一人ごはんのときに残った皮で水餃子を作ってみました。具は豚ミンチ肉にねぎ、生姜でシンプルに。焼き餃子のジューシーさも美味しいですが、水餃子の皮がつるっとしたところも最高です。

2012/07/27

イカの塩辛スパゲッティ

相方はイカの塩辛が大好きで、旅行先の売店で、高速道路のサービスエリアの売店で、また百貨店の催事で、塩辛が目につくととにかく欲しがります。私がそんなに食べないのと、朝から白いご飯に塩分の強い塩辛を出すのもなーと思ったりして、買ったもののなかなか減らない。どうしたものか、と考えて作ったのがこちら。

エクストラバージンオリーブオイルでみじん切りのニンニクを色づくまで炒め、そこに塩辛を入れてさらに炒めます。茹でたスパゲッティを加えて仕上げにネギを入れたら出来上がり。塩辛の塩分と旨味成分で他に何もいれなくてもいいと思います。

古代ローマで使われていた調味料にガルムというものがあります。魚醤の一種で、現代ではローマ時代の資料を元に復元されているのだとか。もしかしてこんな味かしら…と思いながら作ってみました。日本人は好きな味だと思います。冷蔵庫に眠っている塩辛がありましたら一度お試しくださいませ。

使ったオリーブオイルはGiachiのドルチオリオ。日本の食材を使った創作イタリア料理を作るときには、外しませんねー。重宝しています。

2012/07/26

おにぎり

onigiri (rice ball) by Casa dell'Albero
onigiri (rice ball), a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
小学生のときのサッカーの試合では、お弁当はおにぎりだけでした。これは特に夏場にお弁当が傷んだりしないようにとの配慮だったようです。大体みんなおにぎりを2個持ってきていました。夏場の試合は小学生には過酷で、炎天下で走り回ってボールを追いかけると、ご飯なんて食べられないぐらい、みんなぐったりでした。6年生のときにゴールキーパーだった私は、その点それほど疲れておらず。特にゴールが日陰だったりしたら試合が終わっても余裕余裕。のびるみんなを横に、おにぎりを美味しそうに頬張っておりました。

せっかくお母さんが朝からにぎってくれたおにぎり。チームメイトのみんなも全く食欲はないけど、残すのは忍びなかったんでしょうね。私に「食べてくれへん?」と持ってくるのです。よそのおにぎりが珍しくって、ひとり元気な私はありがたくいただきました。ご存知の通りサッカーは11人でプレーします。私を除くと10人。その全員が2個のおにぎりを持ってきて、1個はなんとか食べるものの残り1個を私に持ってくるのです。私が持っていったおにぎり2個を足すと、私には12個のおにぎりがあることになります。子供の頃からたくさん食べる子だった私でも、さすがに難なく12個のおにぎりを食べられたときにはちょっとびっくりしました。そして家に帰ったチームメイトが各家庭で「おにぎりが美味しかったって褒めてたよ」と言ったところ、お母さんたちが喜んでくださったのか、次の試合から「私用」に余分に持ってきてくれることになったのです。

保護者が集まる会合で、お母さんたちが「いつもおにぎりを美味しいって食べてくれて」と私の母に言ったものですから、毎回ちゃんと私におにぎりを持たせている母は、それはそれは驚きました。

小学6年生の胃袋とはいったいどうなっていたのでしょうね。そして全く太らなかったのも不思議でなりません…。

2012/07/23

醤油うどん

shoyu-udon by Casa dell'Albero
shoyu-udon, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
ここ数日はずいぶん涼しくて、朝晩は寒いぐらいでしたね。今日からまた暑くなるようです。ただいま気温とともに湿度も上がってきております。忘れそうだったけど、夏だったんですよね…。

讃岐うどんの中で一番好きな食べ方といえば、醤油うどん。茹でてきりっと冷水でしめたうどんに大根おろし、生醤油、ねぎ、そしてすだちをぎゅっと絞ったうどんです。爽やかで体の中から浄化されそうなうどんは、不快指数たっぷりの日本の夏にはぴったりですね。

器はこのときも使った宮岡麻衣子さんのもの。大きさといい形といい、本当に使い勝手抜群。何を盛りつけても絵になるので、大変重宝しています。

2012/07/20

水なすにオリーブオイル

私はだいたいどんな食べものにもとりあえずオリーブオイルをかけてみます。どの食材にどのオイルが合うかを試すためなのですが、事前に合うだろうなーと思ったものは、嬉しいことにやっぱり美味しい。

これもそんな組み合わせのひとつです。オリーブオイルは乳酸発酵させたものによく合うのですが、乳酸発酵の代表食品であるぬか漬けの中でも、水なすはダントツに相性抜群です。水分をたっぷり含み、ほのかに甘い水なすはフルーツのよう。大きめに手でさいて表面積を多くし、そこにエクストラバージンオリーブオイルをかけます。

今回使ったオリーブオイルはBENZAのプリムルジュ。デリケートなタジャスカ種のオイルですが、ノン・フィルターなので豊かな風味もあります。フルーツによく合うGiachiのスノッチョラートもお勧めです。

2012/07/18

curry and rice gratin

curry and rice gratin by Casa dell'Albero
curry and rice gratin, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
私はカレーが大好きで、3食続いたって大丈夫。でも相方は続けてカレーはごめん被りたい人です。…ということで、カレーを作るとどうしても私がひとりごはんで食べ続けることに。さすがの私も飽きてきたころに作ってみたのがこちら。グラタン皿にご飯を薄くしき、上にカレーをかけてさらにすりおろしたチーズをかけてオーブンへ。カレーがぐつぐつとなって、チーズがとろんと溶ければ出来上がり。熱々の焼きカレーのようになってとっても美味しいです。

我が家のカレーは牛すね肉や首肉のかたまりを煮込んで作ります。時間はかかりますが、お肉が柔らかくなるまで煮込んだカレーソースは絶品。赤ワインやトマトも加えて煮込み、最後にアチェート・バルサミコを入れるとバラバラだった食材が「ぎゅっ」と集合するようなまとまりが。味に深みも与えてくれます。ぜひお試しください(ちなみに私はいつもオレンジラベルを使っています)。

カレーは気をつけないとあっという間に食べてしまうので、我が家ではスプーンではなくフォーク(とナイフ)でいただきます。ルーを少しずつフォークでご飯にからめていくのです。お肉がかたまりのままということもありますが、こうして食べると落ち着いてゆっくりワインと一緒に楽しめます。

2012/07/17

antique korean spoons

antique korean spoons by Casa dell'Albero
antique korean spoons, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
毎月2回開催される大江戸骨董市が大好きで、時々のぞきに行きます。先日も猛暑の中出かけてきました。そのとき出会ったこちらのお店は、店主の方がとても穏やかで素敵な方で、扱っていらっしゃる器も大変センスのよいものばかり。フランスの骨董市の話で盛り上がりました。

写真は以前手に入れた韓国のアンティークスッカラ。錆を残した状態のものと、きれいに磨かれたものの2種類がありました。磨き加減とか、形とか薄さが素晴らしくよくて、ソウルから持ち帰ったものより好み。そしてアンティークもの、現代作家ものと合わせるとスッカラだらけの我が家…。

2012/07/13

i gelati

i gelati by Casa dell'Albero
i gelati, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
ここしばらく、どうも体調がすっきりしませんでした。どれぐらいかというと、、アルコールが欲しくないぐらい。重症です(笑)。ということで、欲しくないものを無理に飲むことないな、と数日お酒を抜いてみました。そしたら持ち直してきたみたいです。健康のバロメーターがアルコールへの要求度というのもどうかと思いますが、時々体に正直になってみる必要もあるのかもしれません。しゃきっとしてきたので、今夜からまた解禁〜。

大好きなジェラート屋さんが通販の販売を再開したので、早速取り寄せました。最初に食べたのはオリーブオイルのジェラート。口に入れて溶けるとふんわりオリーブオイルの香りがするのです。実店舗も始められたとのことですので、ぜひ行ってみてジェラートソフトを食べてみたい…。

2012/07/12

鱧皮の煮こごり

鱧皮の煮こごり by Casa dell'Albero
鱧皮の煮こごり, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
鱧の季節になってきました。この時期はこんなのこんなのも作りますが、圧倒的に使うことが多いのは鱧皮。きゅうりと合わせてポン酢で食べるのが我が家の定番です。

そして相方が大好きなのがこちら。鱧皮の煮こごりです。お義母さんが作っていたそうで、リクエストされました。出汁にお酒を入れて煮立たせ、鱧皮も加えたら粗熱をとり冷蔵庫で冷やし固めます。鱧皮のもつコラーゲンで自然にしっかり固まります。食べるときにはポン酢をかけていただきます。

旨味がぎゅっと詰まった煮こごりはたまらない美味しさ。あー夏がきたなーと思わせてくれる一品です。

2012/07/10

insalata di pesca e rucola

果物売り場を通りかかると、ふわんと桃の香りがします。甘く熟したその匂いをかぐと、思わず手にとってしまいます。

そのまま食べてももちろん美味しいのですが、シーズン中に必ず一度は作るのがルッコラとのサラダ仕立て。ざく切りにしたルッコラとともにお皿に盛り、スノッチョラートと塩をぱらりとかけるだけです。ルッコラの苦みとごまのような香りにみずみずしい桃の甘みと香りがぴったり合うのです。そしてその名の通り種をとってから搾油したスノッチョラートはえぐみがなく、透明感のあるオイル。果物との相性は抜群です。桃の他にも今が旬のイチジクなどともとても良く合います。

2012/07/09

スカイツリーに登ってきました

TOKYO SKYTREE by Casa dell'Albero
TOKYO SKYTREE, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
先週の金曜日の夜、スカイツリーに登ってきました。雨女の効果をいかんなく発揮し、雨が降りそぼる中あっという間に地上350mへ。

雲の切れ目から雨の東京の夜景も観賞し、テンション高くノリノリで写真撮影したりしながら、堪能堪能。既にスカイツリーに登ったことのある友人がすばらしいガイドっぷりをしてくれたので、ついて行くだけで「へー」とか「ほー」とか言いながらたっぷり楽しむことができました。地上450mの展望回廊もしっかり登ってきましたよ。ほぼ最終までいたので、最後のほうはだいぶ空いてきました。友人曰く、朝一と夜最後が人が少なくてお勧めのようです。

こんなのを作れるなんて、ほんと人間ってすごいです。感慨に浸りながら地上から眺めていたら、すぐ隣で若人が「人間ってすげー」と言っていました。そうか、そうか君たちもそう思うか。

この日の夜のライティングは「粋」の青。スタイリッシュな姿にクールなブルーが大変よくお似合いでした。

2012/07/06

saltimbocca

saltimbocca by Casa dell'Albero
saltimbocca, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
ローマの代表料理、サルティンボッカ。「口の中へ飛び込む」という意味の名前を持つこの料理は、簡単に出来てすぐ食べられるということに由来しているのだとか。

本来は仔牛肉を使いますが、豚肉でも美味しくできます。

[作り方]
1. 仔牛肉(または豚肉)を肉たたきでうすくのばし、セージの葉をまんべんなくのせて生ハムを重ね密着させる。
2. 両面に小麦粉を薄くはたき、エクストラバージンオリーブオイルを入れたフライパンで中火でソテーする
3. 両面が焼けたら、白ワインを加えてフランベする

生ハムは加熱することによってその塩分がより引き立つので、塩は加えなくてもいいと思います。私はこの方法以外にセージと生ハムを巻き込んで作るインボルティーニ方式のサルティンボッカも大好き。この方が塩分は強く感じない出来上がりになります。

本来バターでソテーしますが、今回はエクストラバージンオリーブオイルで作りました。軽やかに仕上がり、オリーブオイルの風味も豊かです。使ったオリーブオイルはGiachiのプリモリオ。肉料理やセージのような香りの強いハーブにはぴったりです。

2012/07/04

ravioli di ricotta e patate in salsa di pomodoro

そしてやっぱりこれはトマトソースで食べるのが一番美味しいと思う。

作り方はこちらからご覧いただけます。

ravioli di ricotta e patate

ずいぶん前に作ったのに、すっかり忘れてました。リコッタとじゃがいもで作るラビオリは、やさしいやさしい味。イタリアの料理学校で習った大切なレシピです。

2012/07/03

fagioli con bottarga

fagioli con bottarga by Casa dell'Albero
fagioli con bottarga, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
本格的に暑くなってきましたね。こうなると蚊が出没し始めます。とにかく蚊にさされやすいワタクシ。戦々恐々の日々がやってきます。我が家は4階にあるので、蚊がやってくるのかしら…。もっと高層階ならきっと来ないよね、と思っていたら、ある日エレベーターに乗る蚊を発見!ぐぬぬぬ…これでは何階にいようが関係ないやん…。心なしか蚊が鼻歌を歌っているように見えました(そしてエレベーターの中で、蚊をたたこうとして、踊るように舞う私)。

白インゲン豆はイタリアでよく食べられる豆。茹でて、エクストラバージンオリーブオイルでシンプルに和えたものがコントルノ(付け合わせ)としてメニューにもよくありますが、ここに贅沢にも削ったカラスミをたっぷりかけたもの。これがびっくりするほど美味しい。オリーブオイルは、トスカーナのピリッとしたオイルがよく合いますが、カラスミは魚介類なので、ぜひGiachiのドルチオリオを。甘さとスパイシーさを持ち合わせたオイルが、カラスミにぴったりです。

2012/07/02

冷たい明太うどん

3:20に勇んで起床しましたが、ずんずんテンションが下がっていく…。あんな大差で負けるとは。なんかもう最後はボロボロで、そして選手が試合後泣いているのを見てたら怒る気にもなれず。。がんばったよね、準決勝までは本当にいい試合をしたよ、可能性をいっぱい秘めているチームなんだから、これからブラジル大会までにまた成長するよね、、など色々声を掛けたくなる朝でした。イタリアの翌日朝の新聞はどんなことになってるんだろう。あんまり叩かないであげて欲しいな。私は準決勝のドイツ戦までの記憶を大事にこれから生きていきます…。

…ということで、今朝は喜びいっぱいで7月初めのブログ第一弾のところだったのですが、ちょっとだだ下がり気味でお届けしております。こういうときには、ちょっとスカッとした味のものを。

明太子スパゲッティを作っていて、思ったのです。これスパゲッティじゃなくて、細めのうどんで作ったら美味しくなかろうか…。その場合は冷たいうどんかな、だったらすだちも絞ったらいいんじゃないかしら…。

ということで完成した冷たい明太うどん。想像以上に美味しかったのでご紹介します。

作り方
1. 細めでコシのあるうどん(今回は氷見うどんを使用、稲庭うどんなんかもお勧め)を茹でて流水でよく洗い、氷水でしめる
2. (1)のうどんにエクストラバージンオリーブオイル、すだちの絞り汁、刻んだ大葉を加えて和える
3. (2)を皿に盛り、エクストラバージンオリーブオイルと明太子を合わせたものを上にのせ、刻んだ大葉を飾る

食べるときは全体をよく混ぜていただきます。
すだちの香りとエクストラバージンオリーブオイルの風味がとても上品に仕上げてくれます。すだち+明太子+エクストラバージンオリーブオイルの相性は抜群。ぜひ試してみてください。

オリーブオイルはデリケートでマイルドなものがお勧め。今回はGiachiのスノッチョラートを使いました。このオイルは特にすだちと良く合います。