ホーム
レシピ
ショッピング
ブログ
運営者とサービスについて

2012/07/26

おにぎり

onigiri (rice ball) by Casa dell'Albero
onigiri (rice ball), a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
小学生のときのサッカーの試合では、お弁当はおにぎりだけでした。これは特に夏場にお弁当が傷んだりしないようにとの配慮だったようです。大体みんなおにぎりを2個持ってきていました。夏場の試合は小学生には過酷で、炎天下で走り回ってボールを追いかけると、ご飯なんて食べられないぐらい、みんなぐったりでした。6年生のときにゴールキーパーだった私は、その点それほど疲れておらず。特にゴールが日陰だったりしたら試合が終わっても余裕余裕。のびるみんなを横に、おにぎりを美味しそうに頬張っておりました。

せっかくお母さんが朝からにぎってくれたおにぎり。チームメイトのみんなも全く食欲はないけど、残すのは忍びなかったんでしょうね。私に「食べてくれへん?」と持ってくるのです。よそのおにぎりが珍しくって、ひとり元気な私はありがたくいただきました。ご存知の通りサッカーは11人でプレーします。私を除くと10人。その全員が2個のおにぎりを持ってきて、1個はなんとか食べるものの残り1個を私に持ってくるのです。私が持っていったおにぎり2個を足すと、私には12個のおにぎりがあることになります。子供の頃からたくさん食べる子だった私でも、さすがに難なく12個のおにぎりを食べられたときにはちょっとびっくりしました。そして家に帰ったチームメイトが各家庭で「おにぎりが美味しかったって褒めてたよ」と言ったところ、お母さんたちが喜んでくださったのか、次の試合から「私用」に余分に持ってきてくれることになったのです。

保護者が集まる会合で、お母さんたちが「いつもおにぎりを美味しいって食べてくれて」と私の母に言ったものですから、毎回ちゃんと私におにぎりを持たせている母は、それはそれは驚きました。

小学6年生の胃袋とはいったいどうなっていたのでしょうね。そして全く太らなかったのも不思議でなりません…。