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2012/11/21

italoの乗車券を買う

Duomo by Casa dell'Albero
Duomo, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.
この日はまずやるべきことがありました。翌日のミラノーフィレンツェ間と数日後のフィレンツェーローマ間のitaloのチケット入手です。

italoは民間の鉄道会社で線路や駅は持たず、国鉄の線路と駅を使って車両のみを走らせています(JRの線路を東急や京急が走っているようなものかしら)。現在ミラノーナポリ間を運行していますが、今後ヴェネツィア方面にも拡大予定だそうです。

今年4月から運行を始めたところのitalo。今回の旅でぜひ乗ってみたいと思っていました。評判も上々だし、なんてったってその車体が美しいじゃないの…内装のデザインはジウジアーロだというし!ということで、ミラノのポルタ・ガリバルディ駅へ(italoはミラノ中央駅ではなく、ポルタ・ガリバルディ駅発着です)。

駅構内の中にある、italo専用のインフォメーションセンター(CASA ITALO)はすぐ見つかりました。スタイリッシュな中に入って、お姉さんに「切符を買いたいんだけど」と言うと、券売機で買ってねーということで、いくつもある券売機に。言語を選び、タッチパネルのマシンはとても使いやすく順調に支払いまできたところで、カードがエラー。もう一度やり直してもエラー。違うカードでやってみてもダメです。もう現金で買うかな…と思っていたところ、お姉さんがカウンターにある電話をつないでくれました。どうやらチケットセンターに電話をかけてくれたようです。CASA ITALOでは係員からチケット購入手続きは出来ないようですが、ここから電話をかけての購入は出来るようですね。この電話の交換手も英語が可能で、無事カードでの切符入手完了。まわりを見ると、私と同じように電話で購入手続きをしているイタリア人があちらこちらに。みなさんカードを使う時点でエラー発生だった模様です。italoさん、これはなんとかして欲しいですねー…(因にその後すぐ、trenitalia(国鉄)の券売機でローカル線のチケットをカードで買ったときには問題なしでした)。

その後、italoの券売機で今度はチケットをプリントアウトしようとしたら、翌日のミラノーフィレンツェ間の一人分チケットは問題なくプリントできましたが、数日後のフィレンツェーローマ間の二人分チケットが「プリントできません」の文字。またまたCASA ITALOに駆け込んで(目の前でしたが)、今度はお兄さんに「プリントできないんだけど!」と訴えると、「僕がプリントしたあげる〜」とチャカチャカとPCからプリントしてくれました。

…ということで、結局ここまで1時間くらいかかりました。でも、イタリアでこれぐらいで済めば全然ラッキーなほう。特にイタリアの鉄道会社のぶっきらぼうさに、いつも大変な思いをしている身としては、italoの係のみなさんの親切さは結構驚きです。若くて、英語も堪能でそして笑顔!待合室にもなるCASA ITALOも快適です(italoについては、この方のブログの記事がとても詳しく分かりやすいです)。

italoのチケットは事前購入だとお得な値段で買えるようです。今回私も翌日のチケットは正規の値段でしたが、数日後のチケットはずいぶんお安かった(クラスは翌日のほうが下だったにも関わらず)。日程が決まっている場合は日本でサイトから購入するほうがいいかもしれません(言語は英語も選べます)。

朝から汗かきながら、ようやく任務終了。前日にタバッキでまとめ買いしておいたチケットでメトロに乗って、Duomoに到着。一仕事終わってからのDuomoは輝いて見えるよ…。