pasta in bianco
オリーブオイルをテイスティングするには、まずはそのまま
テイスティンググラスに注いで直接味を確かめますが、他にも
パンにつけたり、茹でただけのジャガイモにつけたりしても
よく分かります。
私はよくスパゲッティにオリーブオイルと塩をかけて、その風味を
味わいます。温かいものに触れると香りが立つオリーブオイル。
これ以上ないシンプルな食材に合わせることで、オイルの力量が
よく分かる方法です。
それにパルミジャーノ・レッジャーノと挽きたての黒コショウを加えた
パスタ、pasta in biancoは料理として成立したもの。
訳すと『パスタの白仕立て』みたいな感じでしょうか。
メニューにはありませんが、頼むと出してくれるレストランもあるのだとか。
シンプルすぎて料理と呼んでいいのか疑問なところですが、美味しい
ものが集まると何もしなくても、ただただ美味しさが増すのだということを
再認識させてくれる一皿です。
今回はジェヌイーノリオ・ビオロジコをたっぷりかけていただきました。
ムーンと昇ってくるオリーブオイルの香り。無言で食べてしまう美味しさです。