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2010/08/25

grissini stirati a mano e foglie di farro

ピエモンテで忘れてならない食べ物といえば、グリッシーニ。
ピエモンテ発祥の最も細いパン(分類上パンですよね)。
カリッとした口当たりは北イタリアのアペリティーヴォには欠かせません。

ピエモンテのリストランテでは、手延べグリッシーニがかごに入って、
または布にくるまれて運ばれてくるところがあります。
工場で大量生産された袋入りのものではないグリッシーニは歯応え軽く、
香り高く、これだけでワインが楽しめるほど。
滞在中はたっぷり享受できた手延べグリッシーニのある食事ですが、
これを日本に持ち帰るために訪れたのがバローロ村にあるパン工房
「クラヴェーロ(Cravero)」です。

バローロ村の入り口にある小さなお店のクラヴェーロは、ごく普通の
店構えで、食料品やペットボトルの水なども売るよろずやのよう。
でも、ここで手作りされているグリッシーニがそれはそれは美味しいのです。

まずとにかく長い!
長いまま袋に入れられたグリッシーニは圧巻です。
長い両端は手延べであることを証明する「つまみ跡」が。
見るからに香ばしい香りがしてきそうです。
小さなお店の中には、その美味しさを知っている地元の方から観光客まで
いっぱい。各自グリッシーニや自家製パンを選んでいます。
私たちもその中に混じって、最もプレーンなグリッシーニ、「Grissini
stirati a mano CLASSICI(手延べグリッシーニ・クラシック)」を一袋と
「Foglie di farro(小麦の紙)」を一袋購入。
Foglie di farroは、その名の通り薄く薄く紙状に焼いたもの。
どちらも壊れやすいので、大切に手荷物で持ち帰りました。

小麦の香りのぷんとする、香ばしい味。
思いのほかしっかりついた塩味も心地よい。
ピエモンテの香りや風景が思い出される、私たちにとってはちょっと
ノスタルジーを感じさせる食べものです。

F.lli Cravero
Via Roma, 63
Barolo, Italia