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2011/10/13

旅の中心はAvignonで

Pont St-Benezet by Casa dell'Albero
Pont St-Benezet, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.

今回の一人旅を計画したのは、出発の2ヶ月程前から。相方が9月の終わりから長期海外出張に行くというので、あら、それなら私もその間にどこか行こう、、と思い立ったのです。実家に帰って神戸でゆっくりする、九州の友人を訪ねる、はたまたソウルにするか…などなど考えたあげく、いや2週間近くあるなら、いっそのことヨーロッパに行けばいいんじゃないの?との結論に。それも相方が喜んではついて来てくれない骨董市がある所!


で、選んだのがイタリアのプーリア州とフランスのプロヴァンスでした。プーリアのOstuni(オストゥーニ)という町では、生活回りの古道具が並ぶ骨董市が月に一度開催されます。ここが第一候補だったのですが、残念ながら日程が合わず(月に一度ですからね…)。ということで、次に考えていたプロヴァンスのL'Isle-sur-la-Sorgue(リル・シュル・ラ・ソルグ)で毎週日曜日に開催される骨董市を訪れる旅程を組みました。


プロヴァンスには小さくて魅力的な町がたくさんあるのですが、相方無しの旅なので車での移動は無理。列車やバスを使っての移動となると、拠点にする町選びも重要です。到着空港はマルセイユに決めたものの、空港から近いAix-en-Provence(エクサン・プロヴァンス)にするか、少々遠いけど行きたい小さな町へのアクセスが良いAvignon(アヴィニョン)にするか迷いました。結局親切な宿のオーナーに巡り会ったこともあり、空港から直接Avignonに入り、ここを中心に町を巡ることにしたのです。


…とは言っても、Avignon自体は私的にそんなに見所が多い場所ではありませんでした。もちろん有名な橋(写真がその橋、「アヴィニョンの橋の上で」の歌で有名)や法王庁などの建造物はありますが、お店や食事をする所については、もひとつな感じでした。これはたまたま情報不足だったこともあるとは思いますが、その後訪れたL'Isle-sur-la-SorgueやSaint-Remy-de-Provence(サンレミ・ドゥ・プロヴァンス)にはそれは素敵な雑貨屋さんやショコラのお店、カフェなどがあり、町全体の雰囲気も素敵でした。これらの町を公共の乗り物で訪れるにはAvignonは外せない場所ですが、何泊もしなくてもいいかな…というのが正直な感想です。


ちなみに今回の私の旅程は、マルセイユ・プロヴァンス空港→Avignon(2泊)→列車でL'Isle-sur-la-Sorgue(2泊)→列車でAvignonへ戻る(3泊)・滞在中にバスでSaint-Remy-de-Provenceへ日帰り旅行…といった合計7泊の旅。無理はせず、空港からAvignon往復は宿のオーナーに送迎サービスもお願いしました。L'Isle-sur-la-Sorgueへの2泊は小さめのスーツケースを持って。Avignonに戻るとき恐ろしく重くなりましたけどね。


そんなに長く滞在しなくてもいいとは思いますが、やっぱりAvignonはプロヴァンスを巡るにあたって外せない観光地であります。法王庁でもPont St-Benezet(サンベネゼ橋)でもたくさんの日本人に会いました。一人で来てると言ったら本気でびっくりされましたけど。サンベネゼ橋では、ガイドさんに「さぁ踊って踊ってー」と言われて踊りながら写真を撮られる方を何人も見かけました(どの方も楽しそうでした)。