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2011/10/14

プロヴァンスへの道

in Avignon by Casa dell'Albero
in Avignon, a photo by Casa dell'Albero on Flickr.

プロヴァンスへの行き方は大きく分けて2つあると思います。まずはパリのシャルル・ドゴール空港に着いて、そこからTGVでアヴィニョンやエクスを目指す方法。日本からはパリへ早朝着く便がありますから、すぐに行動できて便利だと思います。もう1つがヨーロッパのいずれかの空港を経由して、マルセイユ・プロヴァンス空港に入る旅程。私が選んだのは2つ目の方法でした。いつも利用しているエアラインがルフトハンザであったこと、フランクフルトでの乗り継ぎもよく、マルセイユには18:20に着くことなどから、やっぱり今回もLH(ルフトハンザ)にしたのでした(もちろんこの2つの方法以外にも、ヨーロッパの他の都市から列車で移動するとか、レンタカーで移動するなどもあります)。マルセイユ・プロヴァンス空港からはマルセイユ市内やエクスへバスが出ていますし、列車へも乗り継ぎ出来ます(列車は、Vitrolles Aeroport Marseille Provenceという駅まで空港からシャトルが出ているようです。所要時間は10分くらいと聞きました。その列車に乗って在来線でAvignon Centreまで行けます。所要時間は1時間から1時間半くらい(列車によって異なります))。ちなみに空港からAvignonまではバスはありません。初めての場所に加え、大きな荷物を持って移動する体力と気力をもう持ち合わせていない私は、奮発して宿からのピックアップサービスを利用させてもらいました(列車での移動も考えましたが、極端に列車の本数が少ないのと、唯一乗れそうな時間の列車を逃すと一旦マルセイユ市内まで移動し、そこからTGVに乗り…など考えただけで気が遠くなったのです)。マルセイユ市内で一泊することも検討しましたが、夜にマルセイユ市内に入るのは避けたほうが、、とフランス在住の方に助言されあっさり従いました(そんなに用心することはないとも思いますが、疲れているときに旅のしょっぱなから緊張するのも嫌だったので)。


余談ですが、私、今回のフライトで初めて機内食を全く食べない…という経験をしました。いつもあまり手はつけないのですが、今回は食べるものを持ち込んでみたのです。持ち込んだものはおにぎり2個にベーグルサンド、そして出国してから買ったいなり寿司と太巻きの詰め合わせ。多すぎ&炭水化物だらけです。お寿司は搭乗前に朝ごはんとして半分食べましたが、残りは持って入りました。さすがにこんなにたくさん持ち込まなくてもいいと思いましたが、あとは飲み物だけもらって機内で過ごすのはなかなか快適。ただし、がさごそするし、多少なりとも匂いはあるので、食べる時間は機内食が配られるのと同じタイミングがいいですね。帰りもパンを持っていたので機内食は断りましたが、CAさんが気を遣ってくれて、おにぎりと甘いものを持ってきてくれました。ちょっと嬉しかった(LHのドイツ便はおにぎりが大体積んであって、小腹が空いたときなどにもらえます)。


フランクフルトを経由して、定刻通りにマルセイユ・プロヴァンス空港に着いた私は、スーツケースをピックアップし、到着ゲートを出ました。そこには今夜宿泊する宿のオーナーのご主人が待っていてくれるはず…なのにいない。


ここは南フランス!時間通りに来ることもないのかも、、と10分くらい待ったのですがやはり来ません。私と同じ便に乗ってきた他の乗客の方々は迎えの人やご自分の車などで、さっさと立ち去っていき、一人ぽつんと空港に残された私はさすがにこれはまずいと思い、宿に電話してみました。そしたらオーナーの奥さんが出られ、「主人から電話があって、『フライトが遅れているから20:00頃まで待たないといけないんだー』って言ってた」とおっしゃるのです。…遅れてませんけど。とりあえず、至急ご主人に連絡を取ってくれることになり、その後すぐ会えました。到着ロビーの掲示板の下へ行き、「ほらー遅れてるって出てるでしょー」と彼が指したのは、ミュンヘンから同時刻に到着するはずだった便。その上には私が乗ってきたフランクフルトからの便が到着済みと出ていました。「あー、そうだったのかー」と頭を抱える彼。私、到着便名とフランクフルトから行くってことも伝えていたのに…と、ちらっとは思いましたが、会えてホッとしたのに加え、とても疲れていたので「ややこしかったよねー、大丈夫大丈夫」と逆に彼を励まして車に乗り込んだのでした。


マルセイユ・プロヴァンス空港からアヴィニョンへは車で1時間弱。マルセイユの海に沈む夕日がとてもとてもきれいでした。