ピビンパム(完成形)
手作りのナムルはどうしてこんなに美味しいのでしょう。手でぎゅっぎゅっともみ込むからでしょうか。イタリア料理でも美味しそうなものを作りそうな手をもったマンマが作ると美味しいものができてましたからねぇ。祖母の作る糠漬けが美味しかったのも、きっと同じような理由だと思います。同じ糠で同じきゅうりを私がつけても、同じ美味しさにはならなかったものです。おばあちゃんの手から何か出ていたに違いない。それはきっと料理に対する、食べてくれる人に対する愛情ですね。
食べる人(自分自身)に愛情込めて作ったナムルをのせたピビンパムは、それぞれの野菜がもつ美味しさが引き立ち、自分の細胞が喜んでいるのが分かります。毎日でも食べられるぞ。
…そんなことしてたら、「日常の韓国ごはん」になってしまいます。そろそろイタリアごはんに戻ります。
スッカラ(匙)とチョッカラ(箸)はイ・ヒョングンさんという方が作られたもの。ソウルから持ち帰りました。素晴らしく美しく、そしてとっても使いやすいすぐれものです。先日購入した阿南さんの箸置き&フォーク・スプーンレストにやっぱりぴったりでした。