fritti di HAMO
ハモは神戸にいるころよく食べました。
昔は祖母が落とし(湯引き)にしてくれ、梅肉で食べたものです。
また、市場ではハモの皮を焼いたものがクルクルと巻いて
輪ゴムでとめられて売っていました。これを細く刻んで塩もみした
きゅうりと三杯酢で食べるのが、父の夏の楽しみでした。
高級魚のイメージがあるハモですが、料亭などで食べない限りは
そんなでもなかったような。祇園祭のころが一番美味しくなると
言われ、価格もそのころがピークになるようです。
今までで一番美味しい食べ方だったのは、大阪のおすし屋さんで
出してもらった『あぶりハモのポン酢かけ』。こんがり焼かれたハモに
ポン酢とねぎがかけてあり、それはそれは美味しかったです。
近くに住んでいたときには、夏の間に一度食べに行く贅沢を楽しんで
いました。
関西ではスーパーでも買えるハモですが、こちらに越してきてからは
あまり見かけることがありませんでした。・・・が、ここにきてデパ地下の
鮮魚売り場に骨切りされたハモが並ぶように。早速買ってきてグリルし、
ポン酢で食べました。
結構手軽な値段だったので、再度買ってきて作ってみたのがフリット。
一口大に切ったハモにセモリナ粉をまぶし、エクストラバージン
オリーブオイルで揚げます。熱々に塩をふりレモンを絞って。
中はふんわり、外はカリッとして中々いけます。
我が家の夏の風物詩にしよう。
揚げ油に使ったのは、Giachiのドルチオリオ。
カラッと風味豊かに揚がりますよ。